念願の松本楼!最高!!
- narizuka1
- 6 日前
- 読了時間: 3分
何度も伊香保には寄らせて頂いておりますが念願のホテル松本楼に寄らせて頂きました!
完璧な5S、おもてなしの心、温泉、地元との連携、接客、そして料理。
何をとっても最強なホテルでした!!感動、感銘致しました!!
創業者は松本久五郎氏!
東京・上野の「精養軒」、日比谷の「松本楼」にて本格的な西洋料理の修業を開始。そのうち「松本楼」の方は便宜を図ってくれ、のれん分けとして「松本楼」の屋号使用を許可されたそうです。その後、ご夫婦は伊香保へ戻り、石段街に「西洋御料理 松本楼」を開店。ハヤシライスなど、当時としてはハイカラな洋食が人気を博しました。
繁栄と地域文化との関わり!
当時の伊香保温泉は、皇室の御用邸が置かれ、文人・富裕層が静養に訪れる高級保養地だったそうです。西洋料理は上流階級向けのものでしたが、ポークカツレツやオムライスなど、日本独自の洋食が生まれ、一般にも広がりを見せる時代でした。
そんな中、文筆家など長逗留する客の注文で、麺から打った志那そば(中華そば)を夜食として提供したエピソードもあり、柔軟な対応で繁盛していったそうです。
旅館業への転換 — 「ホテル松本楼」へ(1964年)
戦後から高度経済成長期に入り、伊香保では宿泊需要が急激に増加。旅館が足りない状況になっていました。そこで、昭和39年(1964年/東京オリンピックの年)に「ホテル松本楼」へと転業・移転。石段街から今の広い敷地へと移り温泉旅館として再出発しました。
現代に受け継がれる「料理へのこだわり」
初代から引き継がれてきた伝統のハヤシソースは、時代の嗜好に合わせて工夫を重ねながらも、今も手間暇をかけて守られている味です。
現代では、地元の農家から仕入れる上州牛、上州もち豚、そして名水で育った岩魚などを使った創作懐石料理を、固形燃料を使わず出来立てで提供するスタイルが特徴です。
また、SDGsや多様なニーズへの対応にも取り組まれています。具体例として、ヴィーガン対応、ハーフサイズ懐石、流動食、離乳食、刻み食の提供、フードロス対策としての中皿方式の朝食バイキングなどが挙げられます。
また、コロナ禍には、「松本楼学校」による研修や、「学童保育」の開設などユニークな工夫とともに、ハヤシソースや牛タンシチュー等のEC販売展開なども行われています。
松本楼の料理にまつわる歴史
時代 | 料理の特徴・経緯 |
大正初期 | 東京で洋食修業・のれん分けして「西洋御料理 松本楼」を創業 |
戦後〜高度経済成長期 | 地元産素材、創意工夫による洋食で繁盛 |
1964年以降 | 旅館に転業し温泉施設と共に料理も重視(ハヤシソースなど継承) |
現代 | 地産地消・SDGs・多様な食への対応・出来立て提供のスタイルを継続 |








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